日本の医療は質が良く効率的
 

 いつでも、どこでも、誰でも、保険証一枚で、安心して医療を受けられる目本の医療制度は、国際的にも評価されています。ミシガン犬学のキャンペル教授は、「国民皆保険制度は戦後の目本の成功例である」と指摘するとともにr経済が悪くなるといろんな面で改革が必要といわれるが、目本の医療保険制度は、諸外国に比べて効率的で、構造改革の対象とするのは間違いではないか」と述べています。私たちは、皆さんとともに国民の宝である国民皆保険を守り、発展させたいと願っています。

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医療保険財政の危機要因は国庫負担削減
  

 医療費に対する財政危機が言われています。財政が悪化した原因の1つに国の負担率の削減があります。
 国の国庫支出が18年間で30%から24%へ6%下がり、家計からの支出は、5%も上がっています。

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社会保障への支出比率を減らしたのは日本だけ
  

 このグラフは、先進5カ国の政府が、80年と90年代で社会俣障に対して、どれだけ国庫支出しているのかを、GDPに占める割合で比較したものです。
 日本以外の4カ国が増やしているのに対し、日本だけが4.1%から3.4%にその割合を低下させています。

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 私たちは、医療の説明責任をはたし、透明性の充実をはかり、皆さんと互いに信頼できる医療を確立するために以下のように考えます。
日本の医療を改革するための私たちの提言
  1. 国際的にみて、低すぎる国庫負担率を国カに相応しい水準へ引き上げること。

  2. 国際的にみて、高すぎる薬剤、医療材料の価格を引き下げること。

  3. 医療の質と安全性が確保できるよう、国際的にみて低すぎる医療従事者の人員配置と診療報酬(国が定める医療サーピスの料金体系)を抜本的に改善すること。

  4. 「公共事業50兆、社会保障20兆」に象徴される財政支出構造を見直し社会俣障の充実をはかること。

             ※2002年2月25日付『熊本日日新聞』に掲載した意見広告をHP掲載用に再構成

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